2013年1月29日火曜日

オーロビル (Auroville)

今月、滞在している所 ポンディチェリという昔のフランス植民地だった場所とオーロビルという世界一でかいエコビッレジの間にあります。総面積は20平方キロメートル、80の住居地区に約40カ国の国からきた人々1500人が生活を営んでいるそうです。フランス人の女性とインド人の凄いヨギが60年代に作った町です。そのフランス人女性のマザーが国籍関係無く何人でも住める世界平和のためのエコビレッジ夢を見て、そのに出て来たままの形を作ったそうです。オーロビルのシンボルはめっちゃでかい金色のゴルフボールに見える瞑想室マトリマンディアーです。予約が少しめんどくさいですが、中の瞑想が凄過ぎて、是非南インドに行く方は一度体験した方が良いと思います。建築は1972年に始まりましたが、つい最近の2008年にやっと構築が終わりました。結構長かったのですが、全てボランティアとプライベートの寄付で作ったそうなのでかなり感動しました。マザーがここで金のない世界を作ろうとしていますが、実際には難しいそうです。(ある所でお金無しで生活している人がおるみたいですが1974年に5万人の人口を望んでいたらしいですが、現在2千人位しか住んでいません。言っちゃ悪いと思いますが、少しプライドの高い不親切なフランススタイルの雰囲気になっているので、正直合わないところもありましたが、体験できて良かったです。

集中するための場所なのでマトリマンディアーの中でも周りでも喋ってはいけません。四六時中かなりうるさいインドの中で静かに瞑想できる所があるとありがたいです。無料で中に入って瞑想できるとはとても嬉しいですが、予約のシステムがめんどくさくて、瞑想時間が長くても45分位しか居られないので、毎回少し不満が残りました。




 
中がこういう革新的?な感じです。

 これが中の瞑想室です。別世界です。

真ん中に格好良いクリスタルボールがあります。




オーロビルのもう一つの象徴はこのガジュマルの木です。凄くでかくて感動しました。

オーロビルが上手く進んでいるかどうかはなんとも言えませんが、こういうエコビレッジがもっと増えて欲しいです。マザーの夢が叶って欲しいです。

2013年1月28日月曜日

南インドの結婚式

調子悪いにも関わらず、南インドの結婚式に参加してきましたので、ご報告したいと思います。 これが私たちが受け取った招待状。まだ知り合って3週間の音楽の先生の結婚式だったのですが、とてもいいタイミングでその場に居合わせる事が出来ました。



近頃いつもよりも停電が多く、この日も起きて準備を始めた5分後に電気が落ちたのでヘッドランプを装着して支度をする羽目に。(この写真ばれたら怒られそう。)結婚式は朝6時に始まるので5時半には出発しないといけない、ので4時半ごろには起きました。どうやら結婚式はとても迷信的で占星術に影響されるようです。グルは占星術で式の日時を決め、アドバイスします。仮に、星がきっちり揃わない場合は式を1年とか2年差し止めることもあるそうです。式は午前2時、3時にやることもあるそうなので、今回朝6時だったのはラッキーだったのかも。


音楽を演奏するための別ステージもある大きな会場。ミュージシャンたちは最初から最後までノンストップで超でかい音で演奏してました。その向かい側は儀式をするためのステージで、中央には椅子が300席くらいはありました。白色の椅子には新郎の親戚が、赤色の椅子には新婦の親戚が座ります。新郎側、新婦側の椅子は、儀式が行われているステージではなく、なぜかお互いに向き合う感じで並んでいました。誰も向かい側の人を知らないのでちょっと気まずかった。


特別ゲストとしての待遇を受けました。最前席に座らせてもらってるのがその理由のひとつ。ちなみに隣の方は新婦の親戚ですが、何故か新郎側に着席。


この黄色のフェイスペイントしてるおばちゃん。誰なのか分かりませんが、彼女の髪に花をつけてくれたり、ブレスレットをくれたり、サリー直してくれたり、第3の目をつけてくれたりと、めちゃくちゃいい人でした。インドの女性たちはアクセサリーが大好きです。

グルが何かをやっています。いよいよ儀式の始まりです。

こんな風にフェイスペイントされまくります。全てを完璧にこなさないと神様の怒りに触れて悪いことが起こるかもしれない。と、皆とても真剣で笑顔なし。。



インドでは黄色いビーズのネックレスが結婚指輪の代わり。新郎がこのネックレスを新婦に掛けたら、晴れて2人は正式に結婚したことになります。と想像します。

全ての出席者は、米粒を新郎新婦に投げて祝福します。

ここに新郎新婦の誕生です。ご覧のように彼らは終始この真面目な表情を保っています。式前夜はもっとにぎやかだそうですよ。本当かな。

その後、皆さんご祝儀を握りステージへ。祝福の言葉を述べ、記念撮影です。

これはお祝いのお金を包んで贈り物として手渡す用の封筒なんですが、お札よりほんの少しだけ小さいのでかなり無様な感じで折畳むことになります。

新郎は、特に親しい友達や家族には信頼を象徴する羽織ものを掛けます。ゴールドの羽織ものを貰っている人はごくわずかで一番良いんだろうと思っていたので、これを貰ったときはすごく嬉しかった。

この後、皆下へ降りて朝ごはん。


インドの家族はとても多いので本当にたくさんの人に出会いました。

お金の他にもたくさんの贈り物が。だけど何で15人分くらいのポットや鍋がいるのかが謎。

花嫁さん。生まれてから一度も髪を切ったことないように見えるけど、どうやら偽物の髪の毛を付けてるらしい。

出席者は皆、退出時にオールドココナツをもらいます。何の意味があるのかはよくわかりませんが。実際、2〜3時間の式が終わるまでたくさんのおめでたいことがあったはず。式のあと家族の一人が「何が行われていたのか理解できなかったでしょ?」と聞いてきました。「うん、どういう意味があるの?」と聞き返すも、彼女も知らないんだとか。彼女はお母さんに聞いたけどお母さんも知らないとのこと。誰も何の質問もせず、グルのお告げに従うのみ、なんだと思います。一番奇妙なのは、式当日なのに終始なんの表立ったスピーチがなかったこと。「来てくれてありがとう」とか「では式を執り行います」とかいう一言すらない。始まりと終わりは、会場の様子を見て判断するしかないようです。音楽は頃合いを見計らってきっちり鳴り止むけど、拍手もなにも一切ない。儀式に参加している皆かなり真剣で、ずっと顔が怖い!見ているだけの親戚たちは笑顔でたくさん話してくれて楽しかったです。外国人は私たちだけだったので超人気者でした。

人々が都市に移り、グローバルになってきて文化は変わりつつあるけど、インドの結婚式の多くは伝統的なお見合いで、異なるカーストと結婚することも禁じられています。恋愛結婚は段々増えてきているものの、家族やグルの同意があった場合のみです。おそらく半分くらいの人はまだ完全にお見合いで、もう半分は本当に幸せで一緒になっています。

新婦の家族はかわいそうな事に性差別のせいで、新郎側よりもたくさんのお金を払わなければならないのです。新郎新婦は今まで稼いできたお金をすべて結婚式に費やすそうです。このすごく時間のかかる、ストレスフルな準備にたくさんの人が関わっているみたいです。なんてややこしいインドの結婚事情。

聞き辛いんで、聞いていませんが、先生は今幸せそうなので恋愛結婚だったと思います。
二人がこれからも幸せになりますように心から祈ります。


ご清聴ありがとうございます!

2013年1月22日火曜日

和食


 和食が恋しくて、料理天才の彼女がこれを作りました。材料(醤油も)ないのであまり期待していなかったけど、お見事にゴーヤチャンプルーとオクラ寿司を作ってくれて感動しました。美味しかった!

2013年1月17日木曜日

グリーンバナナ






多くの国のスーパーではイエローバナナしか売っていないが、インドではグリーンバナナやら紫ブラウンバナナとか虹色のバナナ(は嘘)を何処でも売っている。
紫ブラウンバナナは見た目が気持ち悪かったが、甘くて美味しい!
でもそれよりも、最近グリーンバナナに凄くハマっている。超うめー!
生で食べれないけど、フライしたらフライポテトのようになって美味しい。ポテトより全然美味しいと思う。栄養の詳しいことを日本語で説明できないけど、栄養としてもイエローバナナより100倍位健康的らしいです。

インドを離れる時にグリーンバナナ食べれなくなったら泣きそうになります。

修行


インドに何をしに行くん?って聞かれたらいつも冗談で「修行」と答えたが、本当にそうです。
折角海外なのでたまには観光ッチクなこともするけど、基本的に観光が嫌い。海外旅行ではなく、海外生活が好きです。
他の外国人と会わないで、現地の人としか遊ばないで、できるだけ現地の言語を覚えるのが一番価値があるからです。
インドの目的は何よりも音楽のため。インドの古典音楽は素晴らしくて、世界トップの複雑でクオリティの高い音楽なので、少しでも理解できたら幸いです。
2番目の目的はインドの文化を知るため。日本でもインド人の友達ができて、彼らの性格を見るだけでインドは素晴らしい文化を持っているなぁと分かりました。
インド人の良いところを沢山身につけて来ます!

インドに行ったら大好きになるか大嫌いになるかどっちかになるとよく言われています。確かに極端が多いからそうなると思います。
最初の1週間はコルカタに居て、沢山悪い人に出会って、8千円もぼったくられて、超お腹壊して、一体なんでこんな所に来たんだ!と凄く後悔していたが、それを乗り越えて今はほぼ毎日とても気持ち良く頑張っています。

修行(のつもり)なので毎日が結構大変です。Pondicherryという所に居ますが、全てが遠くて原付を借りて運転しないとオートリクシャー(ちっちゃい3輪のタクシー)の交通費がとても高くなります。
インドは世界一運転が危ないと思います。運転する時は他の車両にギリギリのところまで迫ってぶつかりそうになるから、緊張し過ぎて寿命が短くなっている氣がする。しかも、ここはシートベルトやヘルメットが存在しない国です。渋滞をできるだけ避けるために音楽のレッスンを朝の6時からにしています。
毎日5時に起きて、5時半に出て命がけで片道30分位危険な道でグル(先生)の所まで行きます。6時から7時まで南インドのボーカルのレッスンを受けて、7時から8時まで太鼓のレッスンを受けてから移動して違う先生に笛のレッスンを受けています。忙しいからレッスン終わったらすぐに帰ろうと思っていたけど、いつもレッスンが終わったら朝ご飯を出してくれるので、のんびりして食べてチャイを飲んで結局家に帰れるのが11〜12時位。外に15分しか出なくてもすぐ臭くなるので、帰ったら早速シャワーを浴びる。シャワー終わったら大体23時までずっとパソコンで仕事をしています。最近多くの会社がハッキングされているので、その原因や影響(情報漏えいなど)を把握するため調査を頑張っています。
毎日寝ている間に蚊に101回位血吸われていて寝られなかったが、最近虫除けスプレーを使ったらあまり噛まれない。

ゲストハウスがよく停電するので、不便なこともあるけど、その時は瞑想したり、暗い中楽器の練習したりできるからあまり気にしない。

全てが極端で最悪の時もあるけど、まだラッキーで最高な時の方が全然多いから、私はインド大好きです。

2013年1月16日水曜日

インド生活:適当な写真

 田舎に行ってもゴミだらけ。悲しい。。

たまに野菜の質は日本ほど高くないかも。





 外にファンが付いている。なんでもありやね。

鶏を運ぶ時は原付で!


チャイ(インドの紅茶)を飲み過ぎているせいか、最近歯が黄色くなって、いくら歯磨きしても取れない。。日本に帰ったら早速歯医者さんに行こう。

2013年1月15日火曜日

インド人との初対面

インド人との初対面の流れ:

インド人:
1. 初めまして
2. お名前は?
3. 何処から来た?
4. 仕事は?
5. 年収は?

Happy Pungal


ハッピーパンガル!
インドでは毎日何かの祭りをあらゆる時間にやっているけど、今日は南インドでパンガルという特別な祭りが始まりました。千年以上前からずっと続いている収穫祭だそうです。音楽の先生からこんなん御馳走になりました。もっと外でみんなワイワイしている所を見たかったが、今日も暑過ぎて30分位でギッブアップ。。

右下にあるのはパンガルという甘いご飯です。 左下がイドリーというすっぱい蒸しパン?。それをいろんなカレーに付けて食べる。勿論手で。

デザートでそうめんが入っているココナッツミルクです。 これだけスプーンで食べる。

 みんな特にガネーシャという象の神様に祈っています。





 日本のお正月のように、竹の代わりにこういうサトウキビを家や店の前に置く。

みんな家の前でお絵描きする



スーパーでも床にお絵描きする